瑪瑙色スマイレージ
「チルミス!・・・香田ちるみ!!!」
え?やった・・・やった!!!
「やった。・・・勝った。やったぞぉぉぉぉぉぉ!!!う・・・おぉぉぉ・・・勝った、ぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「負けたよちるみ、おめでとう。お前の仮装は最高だ。(byハーネル)」
「隊長、今日は人生最良の日ですね。オレにとっても、隊長にとっても。(by大樹)」
「本当になったんだな。私たち。(byルフ)」
「あぁ。仮装大賞にな!(byアル)」
「感無量なんです!(byカナ)」
「よし!また彼女がやってくれた!(byヘンゼル)」
「おめでとう。そしてありがとうちるみ君!(byグレーテル)」
みんな、ありがとう。
「ルフ。」
「ボクに言わせればまだまだ欠陥だらけだが、ちるみ達は今、世界で1番マシな仮装ができる子にった。」
「えっ?」
「うっ。んんっ。よくやった!」
「ディーネェ、ありがとう!」




表彰式を済ませ帰る途中、超次元な事件に出くわした。


「負けたわ、チルル。来年は負けないからね!」
「ヴェルジネちゃん。うん!来年も頑張ろうね!」
ヴェルジネちゃんとそんなことを話してたらいきなりカーミラさんが
「ヴェール~ジ~ネ~っ!あんどち~る~み~っ!」
ぶあっ
「ひあっ」 「にゃわっ!」
いきなりスカートをめくってきた。
「ん~goodなリアクションだにぇぃ。」

「「カーミラさん!」」

「まーまー、スカートめくられたぐらいでそんな怒りなさんなって。」
いやフツーこれぐらい怒るよ?
ユラリ
・・・ヴェルジネちゃん?
「Vai all'inferno!!」
地獄に落ちろ!?彼女はその言葉と共に花瓶を出し思いっきりカーミラさんに投擲した。
ブンッ グオァッ
「あ、あっぶな~っ。当たってたら即死だよこれ。とゆーかヴァンパイアも即死な花瓶ってありえなりかずきでしょ。」
すんでのところでかわす彼女もスゴい。
「フィオーレ・エーレ・ビアンコローザ!」
ヴェルジネちゃんはそのスペルを詠唱ながら出した可愛い魔法のステッキを2度振った。
すると2ヶ所空間が切られ、カーミラさんがよけた花瓶がその中に吸い込まれた。
ヒュンっ ゴスッ
「うっひ~?」
そしてカーミラさんの頭上の空間の切れ目から勢いよく花瓶が落ちてきた。
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