瑪瑙色スマイレージ
「このケータイ小説が超次元だからルールも超次元なんでしょう。いや実は立ったまま寝てるかもしれませんね。」
ボールはチルチルヘ!チルチルが上がりだした!ちゆりんも一緒だ!
あぁっとこの態勢はツインブーストだぁっ!!
「いくよちゆり!」
「任せて!」
「ツイン!」
「ブーストッ!!」
ズバァッシュ
出たぁぁぁぁぁぁツインブースト!ムテキーズどうする~!?
「追加点入れさせるかぁぁぁぁぁぁっ!ノイモントォォォォォォォ!!!」
「任せろぉぉぉぉ!ゴォォォォォルゥゥゥゥゥずらしィィィィィィィィィィ!!!」
ブゥワッスィィィ
あぁ~っとぉ、ノイモント全力のツインブーストからゴールを守ったぁ!!しかしゴールをずらすのは確実にファールじゃないのかぁ?
「審判これもノーホイッスルですがどう思いますかマーガレットさん。」
「ルールも超次元なんでしょう。このケータイ小説自体フツーじゃないですから。」
ボールはプリシッラに渡っています。さぁ得点なるか。
バスッ
勢いのあるシュート!フツーに蹴っただけでこの勢いとはこれいかに!?
「どんな強力なシュートでも、ゴールに入らなければどうということはない!ゴォォォォォォォォルゥゥゥゥゥゥゥゥゥずぅらしぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
ブゥワッスィィ
あぁ~っと、このシュートもゴールには入らないのかぁ!?
グンッ
あぁ~っと!ボールは右へ大きく曲がったぁ!!これは大阪のカミソリファイター早田誠のカミソリシュートだぁっ!!!
「なにィ」
ボールは無人のゴールへ!!!
さぁ試合再開です。メッサー敵陣深く切り込んだぁ!!
「みんな!エリナッチョーだ!」
エリナッチョー!?チルチルが言うエリナッチョーとは!?敵陣深くに切り込んだメッサーは誰にも止められなかった!だがエリナッチョーなら止められるのかぁ!?




ぅあぁぁぁぁぁぁぁっとぉ!エリナッチョー強し!いとも簡単にメッサーを止め前線のプリシッラにロングパスだぁ!!!
「マーガレットさん、今の動きは。」
「あの動きははカテナッチョーですね。1950年代~1960年代にイタリアで見られたカテナッチョーを少人数ながら見事に再現していますね。」
< 7 / 30 >

この作品をシェア

pagetop