-呪歌-
引き続き真由美がもう一つ、『例の歌を書いた人物』について話し出す。
「あの歌の歌詞が書かれていたサイトは、とある女子大生のブログだったわ。
あの歌のページを書く一ヶ月くらい前までは、毎日ではないけどマメに更新されていて、ごく普通の日常生活について書かれているのだけれど、急に更新が無くなってるのよ」
そういいながら真由美は再び検索を始めた。
「ここが普通の日記の最後の更新よ」
『 ××年12月10日
タイトル:寒〜い><
寒〜い><
もうすぐ冬休みだね^−^
私は今年、久しぶりに帰省してみようと思っています。
ハッ!!!
その前に実習のレポート書かなきゃ!
楽しい冬休みを向かえるためにも頑張ります☆ 』
「そして一ヶ月弱経った後の記事がこれ・・・」
『 ××年1月3日
春美ちゃんもうやめてください
春美ちゃんもうやめてください
春美ちゃんもうやめてください
お願いしますお願いしますお願いしますお願いします
』
「これは・・・・」
美咲が息を飲んだ。
「この日記の次の更新で、例の歌が載せられてて、それ以降の更新は無いわ」
真由美が補足する。