国立警察高等学校
ー射撃室
海「……………」
カチャカチャ…
パン!!
パン!!
?「やっぱりここにいた、勝手に拳銃を持ち出したらまた反省文だよ」
海「…見ろよ、見事命中」
俺が打った弾は見事に的を撃ち抜いてた。
?「中学の頃からここが好きだよね」
海「打ったあとに出る弾薬の匂いが好きでさ」
?「変な好みしてんだね」
海「てかなんでお前ここにいんの?」
?「小森先生が式に出ろだってさ」
海「ハイハイι」
?「ダルそうにしないの、ぱっぱと歩いてよ」
海「学年首席はうるさいねー」
?「もう学年首席じゃないよ」
海「はっ?マジで?」
?「ほら、高等科のだけ"証"がないでしょ?」
うちの学校って学年首席にだけ"証"って言われてるバッジみたいなのが貰える。
それが多いほど凄い的な感じ。
…俺は小2の時に貰ったきり。
海「マジだ…、誰に首席取られたわけ?」
?「外部入学の奴」
海「外部入学生!?」
?「岡原篤心って奴、多分うちらと同じクラスだよ」
海「ふーん…まっ、胸ポケットに余裕が出来ていいじゃん」
?「あんたは余裕がありすぎるけどね」
海「黙れや笑」