国立警察高等学校
―屋上
ガチャッ!!
初「海静どこ!?」
海「ん…」
初「ちょっと起きて」
海「なんだよ…人がせっかく寝てたのに…」
初「いいから起きて!!」
海「凄い形相だよ」
初「岡原の父親…指定暴力団の組長だよ」
海「どこのだよ」
初「原中組」
海「どーせ派生組だろ?」
初「だけど総本家って…!!」
海「お前まさか盗み聞きしたんじゃねーよな」
初「……ι」
海「ったく…、それお前の悪い癖だよι」
初「ねぇ、海静…」
海「俺は普通に接するよ」
初「…だよね」
海「んっ」
篤「盗み聞きって悪趣味だよね、土方さん」
「「岡原!!」」
海「よくここが分かったな」
篤「クラスの奴らに聞いた、ねぇ土方さん」
初「はい!!」
篤「俺に言うことあるよね?」
初「…ごめん」
篤「んっ」
海「初が言ってたことってマジ?」
篤「…俺は認めてない」
海「昨日来てた人ってまさか…」
篤「あー…見た?」
海「トイレに行ったときに後ろ姿を…」
篤「あれは兄貴、組のNo.2だよ」
「「No.2!?」」
篤「詳しくは放課後でもいい?」
海「放課後にここで話すか」
篤「そうだな」