国立警察高等学校
―大広間
♂「組長!!篤心さんをお連れしやした!!」
「…入れろ」
♂「どうぞ」
篤「失礼します」
「久しぶりだな、篤心」
篤「お久しぶりです」
「まぁ、座れ」
兄「早かったな」
篤「そうですかね?」
「慧心、篤心の友達を違う部屋にお連れしなさい」
兄「はい、あなた達はこちらに」
「「………ι」」
篤「こいつらは大丈夫です」
「わかった、ならこっちも慧心を同席させる」
篤「構いません」
「さっそくなんだが、慧心から話しは聞いてるな」
篤「はい」
「返事を聞きたい」
篤「お断りします」
「俺はYESしか聞かない」
篤「フッ…」
「何が可笑しい」
篤「いやっ…なんか馬鹿らしくて」
「なんだと…」
篤「ヤクザは本当に単細胞だ、この世界にはYESしか答えがないとお思いなんですか?」
兄「お前!!殺されたいのか!!」
篤「自分達の思い通りにならなかったら脅すのか!!」
「…何が言いたいんだ」
篤「私達親子は貴殿方の都合で追い出されたんです、今更戻るわけないです」
兄「てめえ!!組長が直々に…」
「慧心!!」
篤「…話しは以上です、帰るぞ」
初「うん…」
海「お、おう」