国立警察高等学校

―昼休み/屋上

初「(私たちを守るため…)」

ガチャ

海「やっぱここか」

篤「屋上ってこんなに簡単に入れていいわけ?」

海「いいんだよー、これあるし♪」

篤「学校に犯罪者いるよー」

海「うるせー、だまれー」

初「…なにしに来たの」

海「小森から聞いたぞ!!なんで断りに行ったんだよ」

篤「暗部に選ばれるのって名誉あることなんでしょ?」

初「私は全然そう思ってない」

篤「…お兄さんが暗部だったから?」

初「なんでそのこと…」

篤「殉職したんだってな」

初「………」

篤「土方警部が逮捕した犯人の仲間に殺られたんだってな」

初「海静…」

海「ご、ごめんι」

初「…そうだよ」

篤「そいつらって捕まったのか?」

初「まだだよ」

篤「じゃぁ捕まえようよ」

初「私は逆恨みとか敵討ちとか嫌いなの!!」

篤「ならなんで国警に残ってるの?」

初「私は警察官になりたいから…それだけよ」

篤「頭の片隅では復讐とか思ってるだろ?」

初「思ってない!!」

篤「なら今すぐ学校を辞めてくれ、邪魔」

海「お、おい!?」

篤「俺の邪魔しないで」

初「分かったわよ!!」

海「初!?」



 
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