国立警察高等学校

―翌日/教室

海「初大丈夫だったかな」

篤「大丈夫じゃねー?」

初「おはよー」

海「はよ、昨日大丈夫だった?」

初「廊下で寮長に見付かったけど、なんとか誤魔化した」

篤「俺思った、警視庁行くのは良いけどさ…いくら国警でも資料室とか入れなくね?」

初「あんた馬鹿?こういうところでお父さんの名前を使うのよ」

海「初のおっちゃんと俺の親父の名前は一種の印籠だもんな」

初「そうね」

海「こういう時に使わないでいつ使うんだよ」

篤「(お前らは自分の親父をなんだと思ってんだよ…)」

小森「おーい、席に着けよー」

初「またあとで」

海「はいよっ」

篤「このことって先生に言わなくていいのか?」

海「はっ?言ったら止められるじゃん」

篤「なら行けないじゃん」

海「ばーか、秘密のほうがドキドキすんじゃん♪」

篤「………………ι」

海「どうした?アホ面だよ」

篤「うるさいよι」

海「いいか、小森だけには絶対言うなよ」

小森「俺がなんだって?」

海「あっ小森先生…ι」

小森「田仲と岡原と土方は職員室」

初「私も!?」

小森「問答無用、授業終了したら速攻で来いよ」

「「「はーい…」」」



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