国立警察高等学校
ー職員室
小森「来てもらった理由は分かるかな?」
篤「なんとなく…」
小森「お前の父親のことでだ、お前の親父さんはたしか…」
篤「指定暴力団原中組のトップ、原中心矢(ハラナカ シンヤ)ですよ」
俺の親父はヤクザの頭。
母さんはその正妻だったけど捨てられた。
篤「俺は親父だなんて認めてないし、法律的にも俺には親父はいません」
小森「…そうか、それならばいいんだ」
篤「荷物の整理があるんで帰ります」
小森「おう、ごめんな」
篤「いや、大丈夫っす」