緑色の手紙
あれから数十分…
この時間があたしには数時間にも感じられた。
「はぁ………」
思わずため息をついてしまった。
まぁため息ぐらいでるでしょ…
だって……
「スー………スー……」
寝てるんだもん!
一体いつから寝てたんだこいつは!!?
「寝てるんだったら力弱めなさいよ…」
そうッ!
佑の力がまったく弱まらないから脱出できないのよ!!
つか…強くなってる?
「…亜希…………」
ん……?
今こいつあたしの名前呼んだ?
「亜希………ごめん…」
ごめん!?
なんで謝ってんの!!?
「ったく…
夢の中で謝るぐらいなら今すぐ離しなさいっての」