ナンパ男との恋
「今のガキ 誰?」

ガキって・・・・

「1つ上の先輩だけど・・・」

「ふぅ~ん?
どっかで見たことあるんだよな・・・
まぁ いいけど・・・
で、何で一緒に?」

一応 気にはしてくれてる?

「一緒の方向だったから・・・」

「ぷっ・・くーくくあはは
集団下校ってやつか。
そうだな、春菜は
ふらっと どっか迷子になりそうだし
それがいい!はははは」


気にしてくれてるんじゃなくて
小バカにしてるんだ・・・

ちょっとは 気にしてくれてるのかな、なんて期待した私が
バカだった・・・


そうだ、よく考えなくても分かること。

輝樹は そういう男だ。


・・・でも

少しはさ・・・・

ほんの少しでもいいからさ、

やきもち とまではいかなくても

気にするくらいあってもいいんじゃない?


あー、大打撃だ。


私の片思い一方通行中・・・か。

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