ナンパ男との恋
家に帰ってすぐに 
美香から電話がきた。

「春菜?今 家?」

「うん、今帰ってきた」

「今夜出れる?」

「出れるけど・・・
どっか行くの?」

「行くに決まってるじゃん。
最近、まともに新たな出会いがないまま
けんちゃん系列で ほとんど
終わっちゃってるんだもん。」

・・・・たしかに。

「そうだね~
でも、翔くん 大丈夫なの?」

「だから、平気だってば!
付き合ってるわけじゃないもん」

「それならいいけど・・・・
じゃ~、また あとでね」


私は 輝樹と
一応 付き合ってるけど・・・

何の問題もない気する・・・・

見つかるって事は
輝樹も ナンパに回ってるって事なわけだし・・・・


その前に、輝樹は
私が ナンパ待ちしてても
怒らないだろうし・・・

ある意味 開き直りのような言い訳を 自分の中で繰り返している。

こんな私は
輝樹を とやかく言う事なんてできない気がする。




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