ナンパ男との恋
「まだ11時かぁ・・・・
今夜は けんちゃん達と会わない事を願うしかないね~」

「でも、いとこくんって
毎週来てるんじゃないの?」

「んー、どうなんだろう?
話しかけてくるようになったのは
最近だからね~
あー、何か お腹すいてきちゃった。
コンビニでも行こっか?」

「あ、うん」

コンビニに向かって歩いてる時も
ひっきりなしに
横に車が停まり

「どこ行くの?乗せて行こうか?」

みんな 見事に
同じセリフで声を掛ける。

「何かさぁ・・・・
やっぱ、ナンパしてくる男に
まともなのっていないのかなぁ?」

「美香ってば、急にどうしたの?」

「んー?ふと・・・
下心のない男っていないもんなのかなと思ってさ」

「・・・いるよ?」

「え~、ナンパ男にだよ?」

「輝樹 下心ないもん?」

「うそ!?輝樹くんでしょ?
手早いので有名じゃん?」

手早いので有名だなんて初耳だし・・

「でも、私には
手出してこないもん・・・?」

「へぇ、春菜 
大事にされてんじゃん?」

大事にされてるとかとは
全然 違うような気がする・・・

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