ナンパ男との恋
遡る事、5分前・・・・

「残るは・・・
春菜ちゃんか。」

後ろに座ってる私の方を見ると
いとこくんは
何か思いついたような顔をし
可愛い笑顔を向け
何も言わず走り始めた。

私の家とは反対に・・・・

「え・・あの・・・」

「ん~?どうかした?」

「・・・どこに・・?」

「あー、今から?
俺ん家だけど・・・?」

「な、なんで・・・」

「ちょっと、春菜ちゃんに
頼みたい事あるんだよね。」

頼みたい事・・・?

そう言われると
帰ります。
なんて言えない・・・

・・・・そして、

私は おとなしく
いとこくんの部屋に・・・


「はい、ジュース」

「あ、りがとう・・・
それで・・・
頼みごとって・・?」

「あ、そうそう
ちょっと待ってて?」

そう言うと
部屋を出て行った。

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