ナンパ男との恋
「いや、3つ上って事は知ってるんですけど
とっさに年齢聞かれたら・・・
でも、ほら 一応
春菜ちゃんに言った年齢と合ってたし・・」

「21って聞いたけど・・」

「あ・・・いや、でも
久保先輩って 6月の誕生日じゃなかったですかね?」

「どうだったかなぁ?
分からん・・・
男の誕生日なんて興味ねぇし・・」

「たぶん、6月で22になったはず。
俺も よく覚えてないけど・・」

「そっか、
それなら納得・・・・
っていうか、誕生日知らなかったし・・」

ほんと・・・
私って 輝樹の事
何にも知らない。

6月っていう事は
完全に付き合ってたのに・・・

いくら知らなかったとは言え
今まで 誕生日とか
聞きもしなかったわけだし・・・

輝樹の部屋に3人で入っていくと

真っ先に 私は
輝樹に睨まれてるし・・・

・・・近寄れない・・・

少し離れた位置に
腰を下ろそうとすると

その隣に 亮くんが
意図的なのか座るし・・・

そして、私は
ますます睨まれてる状況。


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