ナンパ男との恋
「こういうの観た事なかったの?」

「初めて・・・」

「でも、そんな珍しいもんじゃないでしょ?
基本的に やってる事同じだし。」

基本的も何も・・・・
した事ないんだから
分かるはずもない・・・

「あっ、もしかして
春菜ちゃん。
輝樹とのエッチに不満があるとか?」

・・・だから
した事ないんだから
不満も何もあったもんじゃないってば。


「そういうんじゃなくて・・・
どんな事するのかなって・・」

「ぷっ・・・あはははは
どんな事って
なぁに、純情っぽい事言ってんの!あははは」

そりゃ、純情じゃないかもしれないけど
笑わなくてもいいじゃんか・・・

「正樹くん・・・お願い。
輝樹に言わないで?」

「春菜ちゃんが 輝樹のDVD観てたって?
言うわけないじゃん。
っていうか、言えるわけないじゃん。」

「・・・ありがとう」

「ねぇねぇ、でも 何で急に
こんなの観てたの?」

「何でって・・・・
どんな事するのかなって・・」

「どんな事も何も
知ってるでしょ?」

「知らないから 観たんじゃん・・」

「・・・は?知らないって
何で?」

「何でって・・・・
知らないから・・・」

「はい?意味わかんないんだけど。
輝樹としてるでしょ?」

「・・・・してない」

「は?はぁぁぁ!?」

何 そのリアクションってくらい
大げさすぎるし・・・
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