ナンパ男との恋
第二十五章 ダメ女
「どうしよっか・・・」

こうなってしまえば
どうしようもないわけで・・・

「帰ろっか・・・
何か、迷惑かけちゃってごめんね」

「迷惑とか全然かかってないし。
あー・・・めちゃ撃沈じゃん・・・」

私以上に落ち込んでるような気するけど・・・

「よしっ!春菜ちゃん。」

勢い良く顔を上げたと思ったら
意気込んでる様子の秀忠くんに少し驚きつつ

「な、なに?いきなり
どうしたの?」

「俺、もう決めた。」

「え、っと・・・何を?」

「先輩には 計画とか
無意味だって事でしょ?
それなら、もう計画なんて
関係なしで 俺の考えで突っ走る!」

はい・・・??

「いやいや・・・突っ走っちゃ危険でしょ・・・」

「え?何で?」

何でって・・・・

キョトンとしてるのが
私からしてみたら
不思議なんだけど・・・・

「えっと・・・・
ちなみに 秀忠くんの考えとは?」

「ん?考え?
そんなの今から考えるに決まってんじゃん?」

ものすごく適当すぎるんだけど・・・・

何か・・・今までで
一番 危険なタイプのような気がする・・・




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