ナンパ男との恋
「何、誘ってんの?」

「なっ・・・!?」

いけないいけない、
輝樹のペースにのまれる所だった。

「そう、誘ってんの」

私の思わぬ反撃に
輝樹の顔が固まった。

のは一瞬で・・・・

「ふぅん、じゃ
誘われてあげないと
失礼だしな?」

そう言いながら
すごく、すごく意地悪な顔で
私の体を 軽々と持ち上げ
ベツドに倒した。

「えっと・・・・
その・・・・
今の言葉は
売り言葉に買い言葉で・・・
すいません・・・」

とは言ったものの

「聞こえなーい」

の一言で 済まされ・・・

されるがまま
また、恥ずかしい姿を
私だけが見られ・・・・
後に残るのは
脱力感のみの私・・・

そんな私の様子を
ただ、笑みを浮かべながら眺め
キスをして
子供をなだめるように
頭を撫でる。
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