僕の天使に贈る唄

「そうだ、治す。


もしものことがあったら、
僕の心臓を君にあげよう。」



にっこりと
満面の笑みでそういった。






「・・・気持ちが重いッス。」





「はは! 

でもそのくらい
君を助けたいっていう
気持ちが強いんだよ。」







そういって
俺に1枚のカルテを見せた。






そこには心臓が写っていて
でもほとんどが黒くなっていた。



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