僕の天使に贈る唄

この病棟は、

俺の入院している
病棟でもある。




俺は息を呑んだ。







淡い、期待。





美音はきっとここにはいない。







どこかで、
こことは違うどこかで


きっと元気に暮らしている。






そう思ってないと
俺は立っていられなかった。



美音には、

いつまでも元気に
笑っていて欲しかったんだ。



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