僕の天使に贈る唄


「それは、
本人に聞くといい。



でも今日はダメだよ。

自分の体が一番だ。」




センセーはそういって、

俺から写真を受け取り
病室を後にした。





その後ろ姿は、
とても悲しそうだった。






センセーにとって、
俺も美音も患者。






・・・明日行ってみよう。

いつもは美音が来てくれた。





だから、
今度は俺が


美音に会いに行くよ。



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