僕の天使に贈る唄

「奏くんのお父様、
だそうですけど。」





・・・俺の、親父?


頭がカッと熱くなった。






それと同時に
心臓の鼓動が高鳴る。



・・・そんな訳がない。





今まで3年間、
俺の事をほっといたんだぞ?


そんな父親が電話?





一体、何の用で?






「はい。」


そういって渡された電話。






俺はそれを
震えた手で受け取った。



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