僕の天使に贈る唄

寒くなった12月。


季節はすでに冬だった。






クリスマスだなんだと
街は盛り上がる中、

今年も俺は病院で過ごす。





過ごさなくてはいけない。







俺にとっては、
ただただ寒い冬。




そんな冬は俺に、
たくさんの物を運んだ。




笑顔を、
哀しみを、
憎しみを、

・・・たくさんの物を。



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