僕の天使に贈る唄

その時だ、

ガラリと扉が開いた。





そこにいるのは
案の定、岡山センセー。




まさに想定内。



いつもこの人は
ピッタリのタイミングで来る。




まるでドラマのよう。






この部屋に隠しカメラが
あるのではないかと

疑いたくなる。





岡山センセーは

白衣のポケットに手を入れ
栗色の髪をなびかせ





颯爽とこちらに向かう。




< 214 / 439 >

この作品をシェア

pagetop