僕の天使に贈る唄

「な、なんだよ。」

「・・・お前も、笑うのか。」





親父はそう、
俺に向かい言った。




俺が、親父に思ったこと。






その前に、



いや、お前に
言われたくはねぇよ。




そう思ったが、
グッと飲み込む。





「笑うよ。
人間なんだから。」



つんけんとした態度で
俺はそう言い放つ。









・・・そうか。

親父も人間なんだ。





そりゃ、笑うよな。



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