僕の天使に贈る唄

「これ、お父様が
買ってきたんですよね?」


「・・・そうだが。」


「やはり。」






ニヤニヤするセンセー。



目線をそらし、
仏頂面を見せる親父。





何のことやら、

と2人を見ている俺。






「本当に不器用ですね。
あなた方、父子は。」




ため息交じりに、
そう呟いたセンセー。





何をいまさら、


俺がそう言おうと
したと同時にセンセーは
口を開きこういった。



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