僕の天使に贈る唄

でも、


なぜ“安心”?





親父は俺のことなんて
どうでもいいだろう?




生きてたって、
死んでたって、


同じなんだろう?





俺は親父にとって
ただの人の形をした


人形同然だろう?






俺は顔を伏せ、
髪をかきあげた。





親父がどんな
表情をしているかは

見えないからわからない。








お互い、黙り込んだままだ。



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