僕の天使に贈る唄

「・・・いや。


親父らしい事は
何もしなかったんだ。



何ひとつ。





仕事ばかりで・・・

いや、それは
ただのいい訳なんだ。



仕事を理由に
お前に会わなかっただけで

ヘルパーにばかり
任せていて・・・」






まるで、独り言のように
ブツブツ呟いている。






・・・これは、

俺への謝罪の言葉
なのだろうか?





そう思っていると
俺の目を見てこう話した。



< 236 / 439 >

この作品をシェア

pagetop