僕の天使に贈る唄

俺の視線に気づいた少女。



俺の方を見て、
一瞬顔をこわばらせた。


眉をひそめて、
俺の顔を覗き込んでいる。








その理由は、
なんとなくわかった。







この容姿におびえている、と。





俺の直感がそういっていたのだ。





でもその反応に
傷つくことはなかった。


慣れてしまっていたからだ。



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