僕の天使に贈る唄

言葉にならないとは
この事だ、と思った。




「娘はいつごろ・・・」


「2時間もすれば
目は覚ますでしょう。」


「・・・そうですか。
それでは私は・・・。」





そういって美音の母親は
部屋から出てて行こうとする。






俺もそのあとに続き
出て行こうとした時だった。



「奏くん。ちょっといい?」

「・・・はぁ。」



小さく頷き
俺は椅子に座りなおした。



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