僕の天使に贈る唄

「ご、ごめんなさい!
なんか眠くて・・・寝ちゃって・・・

いやーははは・・・。」




首に右手をあて、
笑って見せる少女。


ごまかそうとしてる?





というかここで寝ていたのは
別にどーでもいい。





「あんた、ダレ?」


「え!?
あ、あたしはミオ。」


「ミオ?」


「うん!
美しい音、で美音。」




美音、というコイツは
優しく俺に笑いかけた。


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