僕の天使に贈る唄

「あ、そうだ!
お土産買ってきてあげるね!

何がいい??」


「別にいいよ。
センス悪そうだし。」


「ひど!!
買ってきてあげないからね」




顔をそむけ、
パンフレットを隠す。

俺達はその姿を
笑いながら見ていた。




とても、
病気には見えない。



でもこれから大変なんだろう。




苦労は目に見えている。



美音にとって今は
1分、1秒がとても貴重だ。


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