僕の天使に贈る唄

また美音の部屋へ
通う日々が続く。




そんな俺を心配したのが
岡山センセーだ。



ある日、
診察の日ではなかったが
呼び出された。




そして診察室で、


「君の体だっていつ限界が
くるかわからないんだ。」

と冷たく言い放った。



低い声で冷たく。




「そんなの分かってる。」



・・・そうだ分かってる。


でも俺に出来ることは、
限られている。




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