僕の天使に贈る唄

「・・・嘘、だろ?」


「こんな嘘を・・・
ついてどうする。」




・・・その通りだ。

センセーはこんな冗談を
言う人じゃない。





それを俺が一番
理解しているのに。



でも、頭が回らない。






息を引き取った?


美音が・・・死んだ?





「・・・そうだ。
美音ちゃんから伝言が・・・」





その言葉を聞く前に、
病室を飛び出した。


向かった先は美音の所だ。


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