僕の天使に贈る唄
いつも何かと、
部屋を飛び出しては
美音の元へ向かう。
でも、もう走れない。
息が荒く、
体が思うように動かない。
俺は足を引きづり、
壁に寄りかかりながら歩いた。
この展開に飽きてしまった
自分もいるし、
この展開を早く終わらせたいと
思っている自分もいた。
そしてこの展開も
終わりを告げようとしている。
しかしそれは、
俺の願っている展開ではない。
こんな・・・
こんなことを望んでたんじゃない。