僕の天使に贈る唄
「・・・ッ何をしてるんだ!!」
そういって俺の手を叩き
ナイフを取り上げた。
その顔は真っ赤で、
涙もうっすら浮かべている。
「センセー・・・。」
俺は目を丸くした。
瞬きすることも忘れ、
ただただセンセーを見た。
「君まで・・・
死んでどうする!!!」
「でも・・・俺・・・、美音が」
いないとダメなんだ。
最後の方は、
消え入ってしまったが
そういった。
カタカタと震える俺に
センセーは優しい瞳で
俺にある物を見せた。