僕の天使に贈る唄

正方形の紙袋。



色はピンクで
そこには何かが入っている。

・・・2つも。







俺は眉間にしわをよせた。



それが何か、
分からなかったからだ。







「どちらも、
美音ちゃんからだ。」





センセーのその言葉に
心臓は跳ね上がった。




「美音・・・から?」


そう聞くと、
小さくセンセーは頷く。




俺は震える手で、
紙袋の中身を取り出した。





1つはカードサイズの封筒。

もう1つはCDだった。



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