僕の天使に贈る唄

俺は人差し指で
ふとももをとんとん叩く。






「親、外国人なんだ。」

「そうだけど。」

「・・・ふ~ん。」





そしてまた
もの珍しそうに俺を見る。




つま先から、
頭のてっぺんまで。

舐められるようにみられた。





その視線がすごくムカつく。



< 32 / 439 >

この作品をシェア

pagetop