僕の天使に贈る唄
『自分の体って・・・さ
痛いほどわかるよね。
昨日まで動いてたからだが
全然動かないの。
まるで人形みたいに。
でも髪が抜けたのが
1番のショックだったぁ・・・。
悲しすぎて涙も出なかった。
でも現実なんだね。
これも運命なんだな、って
受け入れてる自分もいる。
だからね、限界も分かるの。
私の体が
悲鳴をあげてるのッ・・・。
もう無理、って言ってる。』
・・・震えてる。
俺の体も、美音の声も。
そして美音の気持ちも
痛いほどに分かる。