僕の天使に贈る唄

俺は意味が分からず、
眉間にしわを寄せてしまう。




でもすぐに意味は分かる。


またしても
美音が答えてくれたから。







『ねぇ、あたしが
ドナーになってあげる。




だからあたしの心臓、使って。


それで・・・生きて?







あたしの心臓なら
拒否反応とかない!

・・・と思うし!!』






・・・真面目な話何だか
ふざけているんだか

よく分からない。






俺は急いでドナーカードを
手に取り裏面を見た。



そこには黒いボールペンで
“心臓”の所に〇がついている。



< 327 / 439 >

この作品をシェア

pagetop