僕の天使に贈る唄

「受けます。




俺、生きる・・・。

美音のためにも、受けるよ。」




震えた声でそういうと
センセーは力強く、

手を握った。









それと同時に
温かな風が部屋に入る。


まるで俺を抱きしめるように。






・・・なぁ美音、
君がここにいてくれてるのかな。













その1週間後
手術が行われることになった。



< 333 / 439 >

この作品をシェア

pagetop