僕の天使に贈る唄

 君の声が、
 今も頭に響くんだ。






 僕の名前を

 笑顔で大きな声で叫ぶ
 君の声が。






 君を思って流す涙は
 なぜかいつも暖かい。




 傷つき、傷つけ、悔やみ、
 自分の運命を憎んだ夜もあった。






 でも君がいてくれたから
 僕は僕でいられたのに

 君がいなくなった今
 僕はどうしたらいい?






 もう涙も枯れてしまった。






  世界を恨んだ。
  神様も怨んだ。



 全てを壊してしまいたかった。





 でもそんなことをしたら
 君は怒るから


 
 だから今日も、
 君を思い唄を歌う。



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