僕の天使に贈る唄

出会いはある。






仕事上、
音楽関係が多いけれど。









今までに女の子を
紹介されたこともあるし


言い寄られたこともある。






それでも


なびくことはなかったし
好きになろうとも思わなかった。










結局俺は、
美音が好きなんだ。






まぁ無理に忘れることも
ないんだろうし。


忘れる、とは違うかな。






想い出にするべきなんだ。







俺はリビングに
財布とケータイを投げ捨て

自分の部屋へと向かった。


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