僕の天使に贈る唄

「・・・あのさ」


美音が、
そういいかけた時だった。




「みーちゃーーん!!」



という子供の声が、
窓の外から聞こえた。


鼓膜が破れそうな
それくらいでかい声。







みーちゃん??

誰だ、ソレ。



俺はまた眉間にしわを寄せる。





すると美音があわてて
ベッドから立ち上がった。



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