僕の天使に贈る唄
「うん。
ずっと一緒にいようね。
奏は、
私と美音のこと幸せにして。
だから私が
奏のことを幸せにしてあげる。
今も十分幸せだけどね。」
「・・・そうだな。
俺も幸せだよ。
2人がいれば十分だ。」
「・・・そうだね。
ねー、美音ちゃん!」
「きゃははッ!!」
「・・・美音、笑ってる。」
「美音も私たちが
いればいいんじゃない?」
「だったら嬉しいな。」
「頑張って育てていこうね。
仕事ばっかじゃなくて
家のことも手伝ってよ?」
栞は少し意地悪そうに
奏に笑いかけた。