僕の天使に贈る唄

「天使・・・。」

「え?? 何?」




俺の声は美音には届かず、
聞き返してきた。





でも、

聞こえなくてよかった



と俺は思っていた。





「ふーん。変なの。」


そういって美音は、
病室に入ってきた。



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