僕の天使に贈る唄


「岡山先生! 

患者さん、
いらっしゃってます!!」




廊下から、
看護婦の声が聞こえた。






その声を聞き、
メガネを上げて歩き出す。




「・・・ごめんね、
行かなくちゃ。




・・・・奏くん。

過去に囚われちゃだめだよ?



進まなくちゃいけないんだ。



君は若い。」





そういって病室を後にした。



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