☆年下王子のアイツ★




「でさ、最初で最後だから…抱きしめていい?」



「へっ…////」





答える前に大きい腕に包み込まれた。




純弥…あったかぁい♪


なんかいい匂いするし…






「やっぱり…瞬には渡せないかも……」



「純弥…ごめん。」



「ごめんじゃなくて、ありがとうがいいな。」



「…ありがとぉ」





ギュッとずっと抱きしめられる



でも、私は瞬がいるから。







「純弥、ありがとねっ。ずーっと友達だよ☆」




ニカッて笑った私は、その場をあとにした。


なんか、ちゃんと別れられない気がしたから。





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