☆年下王子のアイツ★
しのはやっと気づき、俺の方を向いた
反省のオーラなんてこれっぽっちも出てないけど。
カワイイから許す!
「瞬、なんか乗りたいの?」
「そうじゃなくて…もっと、こう……構ってほしいんですが。」
あぁ、そういうこと。と、呟くようにして聞こえる声
分かってくれたのかなぁ?
しののことだから、俺のことなんてどうでもいいかもしれないなぁ
せっかくのデートなのに…
確か、初デートなんですが。
「でも、もう暗くなっちゃったし…。観覧車乗ろっか?最後にさっ」
でも、あれ…想像してたのと違うや
なんか、しのに気遣いをさせてしまった。
てか、焦ってる…?
俺が機嫌悪いって思っちゃったのかなぁ