☆年下王子のアイツ★
「瞬くんが庇ってくれてなきゃ、どうなってたか…
2日前、花火大会があった時にさ。
しの交通事故に遭ったんだよ。」
「事故…?それで、瞬は?なんでいないの?」
「え、と…それは……」
もごもごと口を動かす芽
まさか…だよね?
瞬まで私を置いてった、わけじゃないよね!?
「ねぇ!芽!!瞬は今、どこなのっ!?」
肩を掴んで、前後に揺さぶる
落ち着いて、と言われても、以上じゃない程に心臓が動いていた。